絵はすぐに上手くならない。って本を読んでいる。この本がものすごく面白い。
- 作者: 成冨ミヲリ
- 出版社/メーカー: 彩流社
- 発売日: 2015/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読んでいて、そりゃそうだ!と思うようなことがたくさんあった。 気づきもたくさんあった。書きます。
2つのうまさ
本に書いてあったことから学んだこと。
- 絵には二つのうまさがある。
- 1つ目は、技術的なうまさ。何が良くて何が良くないのかわかり、表現力が高いこと。
- 2つ目は、引き出しの多さ。何かを描こうとした際に、すぐに描けること。
音楽やプログラミングでも同じような話があると思う。 そして、引き出しの多さは、制作のスピード感に関係があるとのこと。 レベルが低くてもすぐに描けないと情熱が薄れてしまうという話。 そして、僕は、音楽にしてもプログラミングにしても引き出しが少ないことに気づいた。
上手さと学校
本に書いてあったことから学んだこと。
音楽でも、近いことが言えそうだあ、とか。色々、似たようなことを考えた。 環境は人を育てるけど、その環境に受け入れられるかどうかは人次第。
上手さと書きやすさ
本に書いてあったことから学んだこと。
- 真実:絵が上手い人も必死で形をとって遠くから何度も眺めて形を整えながら絵を描いている。
- 間違い:絵が上手い人は、いつも鼻歌を歌いながらササっと絵を描ける。
音楽とかプログラミングとか、映像とか、クリエイティブなことは全体的に同じことが当てはまりそうだなあと思った。
音楽とかプログラミングをやるときに、もっとサササッと作れるようになりたいと思ってたけど、そういうタイミング来ないんだ。。。という気持ちになった。そう言えば、すごい人もみんな必死な顔して音楽やプログラミングしてる。
デッサンと上達
本に書いてあったことから学んだこと。
- 真実:デッサンをやったら上手くなる
- 間違い:デッサンをやらないと上手くならない。
- 真実:デッサンをやらなくても、他のトレーニング(たくさん絵を描く等)をすれば上手くなる。
- 間違い:デッサンをやらずに、他のトレーニング(たくさん絵を描く等)をしなければ上手くならない。
デッサンは、絵を描くために使う能力を効率的にトレーニングの一つであって、絶対にやらなきゃダメなことではない。 ただし、何をやりたいかわからないなら、デッサンやる方が汎用性が高い。との話。
これも、音楽とかプログラミングで同じこと言えそうだなあ・・・と思った。 例えば、音楽なら、「音楽理論を勉強すべき」vs「譜面も読めない音楽家がいるしやる必要はない」の議論をたくさん見たけど、同じ話だと思った。
絵とトレーニング
本に書いてあって学んだこと
- 間違い:いろんなスキルや工程があって、一つずつクリアして行くと最終的に絵が描けるようになる
- 真実:いろんなレベルのスキルや工程がぐちゃぐちゃしていて、クリアとかない。
- 現実:スキルを整理して、全体的にレベルアップしやすくしている。
ソフトウェア開発や音楽制作も同じかなーという気持ち。
レベルと作品制作
本に書いてあって学んだこと
- どんなレベルであったとしても作品制作はすぐ始めること
- 上手くなってから始めようとしても、自分で自分のことを上手くなったと思う日はない。
- 勉強が終わってから始めようとしても、勉強は終わらない。
とりあえず、作ろう。という話。能書きはいらない。
トレーニングと作品制作
本に書いてあって学んだこと
- 作品制作は、頭の中にある世界を描いて絵にする。
- トレーニングは、目で見たことを絵にする。
僕、音楽にしてもプログラミングにしても頭の中にあるものを具体的にアウトプットするために、めちゃくちゃ時間がかかって、心折れそうになるんだけど、それってトレーニングが足りてないんだ。。。ということがわかった。 トレーニングします。
トレーニングの種類
本に書いてあって学んだこと
- 平面に書いてある絵を平面に写すトレーニング。比較的、簡単。線を描くスキルが必要。
- 現実にある立体的なものを平面に書くトレーニング。比較的、難しい。線を描くスキルに加えて、構図を考えたり、陰影をつけたりするスキルも必要になってくる。
音楽だと、譜面に書いてある音楽をコピーするのと、流れている音楽を耳コピするのの違いかなあと思った。 プログラミングだと、ソースコードを写経する、仕様からコードを書く、要求から仕様を決めてコードを書く、とか段階がありそうだなあと思った。
終わり
全体的に、僕は、いきなり全部やろうとして、時間がかかりすぎてあっぷあっぷしてる感じがある。もっと下からレベルを上げていきたい。下積みを増やしたい。
プログラミングならソースコード写経のレベルをあげていこう。 音楽なら、譜面をコピーしまくろう。
もっと手を動かす時間を増やそう。