matobaの備忘録

育児しながら働くあるエンジニアの記録

情報流通という概念が面白いと感じた話

今日もお疲れ様です。ブログは一回更新すると、なんとなく更新のハードルが下がる気がするmtbです。今日もブログを更新しようかなと考えています。

今日のテーマときっかけ

今日のテーマは、"情報の流通"という概念についてです。正直、この概念について、今まであまり考えたことはありませんでした。でも、この概念が本当に面白いと思ったので、その魅力やなぜ面白いと感じたのかについて話してみようと思います。

なぜ「情報の流通」が面白いか

なぜ「情報の流通」が面白いと感じたのか、その理由は多分、私が地方出身だからかもしれません。私は中高生の頃、知りたいことや興味のあることがたくさんありました。そして自分でも調べようとしていました。でも、「どの本に書いてあるのか」「何と呼ばれているのか」「どこで調べればいいのか」といった基本的なことまで気づくのに時間がかかりました。結局、違う場所を調べていたり、後で「あ、この概念があったのか」とか「この本があったら早く教えて!」といったことを後から知ることが多かったんですよね。

私はそういった問題をどう解決するかと考えていました。その問題の解決にブログやイベントは貢献すると思っていて、何らか貢献したいとも思っていました。それらの目的は、「情報の流通を活性化する」というフレーズで集約されるんだな、と思いました。このように今まではまとまりがなかった活動や概念を一つに束ねる言葉が見つかったから、私はそれが面白いと感じたんだと思います。

きっかけは、昨日のDjangoCongress JP

blog.mtb-production.info

昨日のDjangoCongress JP 2023です。そこのLTから「情報の流通」という概念を得ました。LTの中で、コミュニティやブログが「駅」のようなもので、開催や更新によって情報が流れていくという話がありました。この「コミュニティやブログは駅」というメタフォーがかなり印象的でした。

それから人々がその情報を特に気にせず通り過ぎても、それだけで情報が流れるというのは、とても意味のある考え方だと思っています。この「駅」のメタフォーが、情報の流通とは何であり、何が重要かをシンプルに表現していると感じて、多くの考察がしたくなりました。

メタファーの考察と自分がやりたいこと

じゃあカンファレンスは何?

例えば、コミュニティやブログが駅のようなものという話から派生させて考えていると、「じゃあカンファレンスはターミナル駅のようなものかな?」と思ったり。カンファレンスにはいろんなタイミングで、さまざまな業界の人々が集まります。そこで起きるのは、新しい出会いや知識と情報の交換です。

最寄りの小さな駅、つまり小さな勉強会やブログから、大きなターミナル駅であるカンファレンスを知るわけですよね。そしてそのカンファレンス、その大きなターミナル駅に行って、そこから別の勉強会やブログ、コミュニティに進む。こんな流れが現実に起きていると感じます。

私自身もそうで、ある小さな勉強会からカンファレンスを知り、そのカンファレンスに参加してから、別の勉強会やコミュニティに移動した経験があります。このような情報の流れと人々の移動は、まさに駅と線路のような存在なんだなと感じています。

そして、このように行き来が自由な「カンファレンス」という場は、その価値が確かにあり、カンファレンスと勉強会やブログの関係、その価値をイメージ化するというのは、とても面白い作業だと感じています。

私も「最寄駅」を作りたい

また、例えば、私も一つの「最寄駅」を作りたいと思います。昨日のイベントの発表の中でもありましたが、初心者がいきなり技術的なカンファレンスに参加するのはハードルが高いわけです。でも、自分が関係のある特定技術やコンテンツに関連する小さな勉強会なら、参加のハードルは低くなります。

一度そういった勉強会に参加してみると、「意外と大丈夫かも」と思い始めます。そこから、「あの人がおすすめするカンファレンスや勉強会にも行ってみよう」という流れが生まれるように思うのです。私もこのような情報と人々の流れを作る一つの乗り場、となる最寄駅が作れたらいいな、と考えています。

情報を運ぶ"列車"にもなりたい

私は情報を運ぶ"列車"にもなりたいと考えているのがわかりました。つまり、私がいろんな場所で得た知識を、自分が関わっているコミュニティやブログの読者にも伝えていきたいというわけです。その場所は、コミュニティやブログかもしれませんし、書籍や自身の経験かもしれません。

このような役割を果たすためには、まず私自身が多様な場所に足を運び、さまざまな人と対話し、多くの情報を吸収する必要があります。それだけでなく、得た情報を積極的に言語化し、コミュニティやブログなどで積極的に発信していく必要があります。要するに、いわゆる「伝達」の役割も担っていきたいと考えたりします。

また、当然ですが、誰かに運ばれるような情報自体も創造していきたいですね。いろんな経験をした上で、新しい概念や価値を見つけて、その理由や目的を整理し、言語化していく。これが情報の創出に繋がると考えています。そして、情報の簡単な発表の場として、自分のブログは使えるとも感じています。ブログを書く行為を通して、私が持つ情報を下車させ、別の列車に乗せてもらう感覚です。

他の色々な考察

他にもいろいろ考えて見ました。ブログを立ち上げたり、コミュニティを作る行為は、まるで駅を作るようなものだとイメージすると、駅をどんな駅にするか、どんな路線で作るかは、集まりをどんなテーマやカテゴリとして作るか、どんな形式によって決まるのか?と想像したりもしました。それによって多様な路線に変わる余地もあるし、利用者(参加者)がいなくて廃止される可能性もあります。運用を維持するコストが高いと判断されれば、その線路はなくなってしまいます。

例えば、私が興味を持っているテーマは、多岐にわたっています。例えば、育児と仕事の両立に関する技術やプロダクト、自分が住んでいる地域に関わる技術、または私の故郷である和歌山に関連するエンジニアのコミュニティなど。他にも、なんとなくレベルでは、技術トピックとしては、音楽やサウンド、組み込み開発、情報教育なども興味があります。この雑多なイメージから、自分が何を作って何を作らず、何には参加して、何に参加させてもらうのか、そして何が現実的なのだろうか、とか今はまだ考えは整理されていません。

このようなメタファーを通じて、コミュニティ運営についても考えて見たりしました。現時点ではなんとなく「自分も何かしらのコミュニティを立ち上げて運営したい」という漠然とした気持ちだけで、そのさきの具体的なものは考えられていないのですが、何かを始めるなら、しっかりと続けて、価値のあるものにしたいとは思います。時間の限界もあるので、一気に全てはできないのですが、その関係で気が向いた時に「コミュニティとは何か」という基本的な問いについて、考えることがあります。

終わり

そんなことを考えつつ、情報流通やコミュニティについて考えた1日でした。気が向いたら、これからもこのようなブログや情報発信を続けていきたいと感じています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。