matobaの備忘録

育児しながら働くあるエンジニアの記録

手元の技術メモのリサイクル

お疲れ様です。2日ほど、手元にある技術系のメモ書きを雑にブログに書きました。これは、いわゆるリサイクルだ、と思ったので、その話を書いておきます。

昔々、私は検索エンジンを多用していた

昔々、私はプログラミング技術について調べるとき、Google検索を利用していました。本を調べても欲しい情報がなかなか見つからなかったり、そもそも田舎に住んでいたりしたので自分が興味あることの書いてある本を探しにくいかったのもあります。

あと、本は有料ですし、当時はそんなにお金なかったです。

そんな時に、Google検索が登場しました。以前よりプログラミングの情報を集めやすくなった!素晴らしい!

私はインターネット経由でたくさんの情報を学びました。そして、自分が独学で実践し習得したたくさんのプログラミング技術をブログに書いていきました。

インターネットに広告が溢れてきた

次第に、インターネットに広告が溢れてきました。最初は、控えめな広告でしたが、どんどんエスカレートしていきました。あるタイミングから、「広告を見ないと情報を見せない」とか「ブラウザ画面上にかなり多くの広告が表示される」という状況になってきました。今、必要のないものがたくさん視界に入ってくると集中力が削がれます。

昔、老人が使っているPCのIEを開くと、謎の拡張がたくさん入ったツールバーが表示され、「インターネットが狭い」と言っている話を聞いたことがありましが、あれがブラウザに映った特定のサイト上で発生していました。インターネットが狭くなっていくのを感じました。

何度も参照する情報を手元にメモする

そんな状況でも私はプログラミング技術に関わっていました。何度も特定の内容について調べることもありました。個人のブログは基本的に見ることが減りました。そして、公式ドキュメントしか見ないようになっていきました。

とはいえ公式ドキュメントは、技術要素ごとの説明であり、ユースケースで技術の情報を探すのは少々手間がかかります。公式ドキュメントに不満があるのではなくて、私はユースケースから情報を探したいのです。そんなこんなで、私は何度も利用する情報は、手元にメモしていくことになりました。

ChatGPTの登場で、流れが変わった

blog.mtb-production.info

こんな私の状況にも変化が生まれました。以前、記事を書きましたが、ChatGPTの登場で、広告を見る機会がどんどん減っていきました。それと同時に手元の技術メモを私が見ることも減っていきました。

ChatGPTの情報探索能力が高すぎて、ユースケースをChatGPTに投入すれば、関連情報が出てくる状況になっています。なので、わざわざ、特定のユースケースについて私が技術メモを持っておかなくても、ChatGPTの抽象化したユースケースの情報を検索させれば、広告を見ることなく情報を発見できるようになりました。

そんな中で私は、ブログの更新数を上げることにした

そんな状況の中で私はブログの更新数を上げることにしました。 理由は色々ありますが、「ブログの更新数を上げたい、という気持ちになった」というのがあります。

先日、今年の意気込みでブログの更新数を上げる話をしました。そこでは「自分の状況の変化が多いので言語化をしたい」という話をしましたが、よく考えてみると、「世の中の変化も激しいので言語化を増やしたい」というのもありそうです。

また、ブログの更新数を上げよう、と思っている中で、手元の技術メモをインターネットに放流してみよう、という気持ちになりました。

私には不要になったが、他の人にはどうだろう?

先ほど、「私の手元になった技術メモを見ることが減っていった」という話をしました。しかし、私以外の人だとどうでしょうか?この技術メモは、実は他の人の役に立つのではないか、と思い始めました。

最近、いろんな人と話をしています。以前、コミュニケーションをとる人のほとんどはPythonのエンジニアやWeb関係のエンジニアでした。しかし、今は、別業種の方や、IT関係以外の技術者や研究者とコミュニケーションを取ることがあります。また、学生と話すこともあります。

彼らの多くは、インターネットでプログラミング技術をうまく見つけられないように見えています。広告だらけの記事に到達してしまっているように見えます。また、「ChatGPTを使えばいいのでは?」という問いも、ユースケースや状況を適切な抽象度で適切に素早く言語化できる人は利用できていますが、そうじゃない人は上手く使えていないように見えます。

あと、学生にとってChatGPT Plusの料金を毎月払うのはそこそこハードルが高いようです。まあ、当然でしょう。円安になってしまいましたし。

私の手元の技術メモをリサイクルする

私が手元に貯めた技術メモはそのまま削除してもいいのですが、どうせならインターネットに放流しておこうかな、と思っています。これは、一種のリサイクルだなあ、と思っています。

モノにおけるリサイクルは、不要になったものを非常に格安で買い取ってもらいます。そして、安値で欲しい人に売ります。再利用ですね。

あと、同じ情報がインターネット上の別の記事で書かれているかどうか、は調べてません。別に被っててもいいかな、と思ってます。そもそも、書くコストが非常に少ないですし、配布するためのコストも少ないので、被らないようにする方が面倒に感じてしまっています。

最近の自分の活動をぼんやり考えながら、こういう側面もあるんだろうな、と思ったことを話しました。

ではでは