以前のブログにも書いたのですが、「熊とワルツを」って本を読んでいます。

- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/12/23
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 110回
- この商品を含むブログ (149件) を見る
ちなみに、まだ読んでいる途中です。
結構ヘビーなんですよね。
一つ一つの話の内容が濃いのと、単純に少し古いので、今の時代で考えたらどうなんだろう?
みたいなのを考えながら読んでいると、なかなか読み終わりません。
それでも書いてある話は面白いんですよね。
面白いなあと思う話をいくつか紹介してみようと思います。
リスク管理をするメリット
まず、この本の中で、「リスク管理をするメリットが何か」について、記載されていました。
この本によると、リスク管理をするメリットというのは、意図的にリスクをとることができること。らしいです。
なるほど〜。
確かに、よく分からない不確定要素がたくさんある、という状況だと、これ以上不確定要素を増やしても大丈夫なのか分からないと思います。全体像が把握できていない状態で、新しいリスクが出てきたら、色々疲れると思いますし、リスクが管理されていない状態では、なかなか意図的にリスクを取ろうとは考えにくいと思います。
しかし、不確定要素がいくつあって、そのリスクが発生した時に、どんな影響が起きて、それに備えがあると分かっていれば、新しいリスクが増えたとしても、それがどうなるかを把握することができるので、前向きにリスクについて考えることができると思います。
なるほどね。私もリスク管理したいですね。前向きに冒険できそうです。
この本に書いてあったかどうかは覚えていませんが、関連して私が思うこととして、リスク管理って全体で一緒にやった方がいいと思うんですよね。
プロジェクトを統括している人(マネージャ)がリスクを管理するかどうか、という話を考えてみると、少なくともマネージャの心情的には、リスク管理したい状況になると思うので、マネージャとしてリスク管理をすればいいと思うんです。
でも、現場の近くにいて、マネージャではない人で、おそらくプロジェクト全体について考えている人はいると思うんですよね。そういう人からすると、プロジェクトのリスクについて、色々思い当たることがあると思うんですよね。
そういう状況で、マネージャが現場の人にオープンではないプロセスでリスク管理をしていると、現場から見ると、リスクを管理しているのか管理していないのか分からないんですよね。リスクが管理されているかどうかわからないと、非常にストレスが溜まる状況になります。だから、全体を巻き込んで、一緒にやる方が、プロジェクト全体のパフォーマンスが上がると思うんですよね。
この本の中では、リスク管理基盤の存在について、触れていました。
リスク管理基盤の存在
この本の中に次のことが書いてありました。
「リスク管理の基盤がない状態で、リスクを発表すると、発表した人が困った立場になる。」
これについては、あー、わかるなあという感じです。
リスク管理の基盤というのが、具体的にどのようなものを指しているのか、は本を読んで欲しいのですが、少なくともリスクを発表し、それがきちんと扱われて、どういうふうに検討されて、どういう風に対処されていくのか、のプロセスがきちんと流れる状態になっていないと、リスクを発表した人が困った立場になるんでよね。
この本で書いてあったのですが、だいたい、そういうリスクを管理する基盤がない状況で、リスクを発表すると、「負け犬」「やる気がない」「敗北主義者」などと言われるそうです。
私は、基本的に自分が正社員の時でもアルバイトの時でも、ボランティアの時でも変わらず、「こうなったらダメなのでは?」「こうしてみたらどうか?」「ここがうまくいっていないと思う」などの話をするのですが、私の見立て場、世の中の8割9割の組織やグループでは、そういった話をすると、「やる気がない。」「根性がない」「めんどくさい」「楽しようとしている。」「お前がやればいい」などと言われます。そういう話になると、改善策を出すのが、結構疲れるんですよね。
ただ、1割ほどの組織では、そういった話をすると、きちんと拾われて、きちんと解決策の検討が始まっていきます。
それは、発表する機会があるのか、という話もそうですし、それについて議論する機会があるのか、という話でもあります。
世の中では飲みニケーションみたいな、飲み会でのコミュニケーションがバカにされていますが、個人的には、飲み会というのは、リスクマネジメントのために有効なパターンでもあるんじゃないかなあと思っていたりします。
とはいえ、僕の場合は、飲み会で愚痴を言うのは好きじゃないですし、他の人をいじる飲み会も好きではないので、リスクマネジメントのための飲み会は行きたくないなあと思うのですが。