matobaの備忘録

和歌山と東京を往復しつつ活動するエンジニアの記録

ChatGPTが出てきてインターネット広告を見る機会が減った

最近、インターネットを閲覧していて、不快な記事を見る機会が減ったと感じませんか?私はそう感じます。ChatGPTやBingチャットが公開されてから、Google検索を利用することが減りました。

この記事は、簡単な気づきの共有です。

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育児のストレス軽減とスピードアップのための断捨離

育児が始まってからの生活の変化は想像以上でした。忙しい生活の中で溜まっていくストレスを何とか軽減できないか、より生活を良いものにできないかと試行錯誤しています。今回は、私が行った方法の一つとして、断捨離の経験を共有したいと思います。

育児開始と時間の制約

育児が始まって自由に使える時間が大幅に少なくなりました。忙しい生活の中で、限られた時間を何に割り振っていくか、何を優先していくべきか、どう効率的に過ごしていくか、ということについて、これまで以上に向き合わないといけなくなりました。

もともと、私は自分自身のやりたいことに対して自由な時間が足りないと思っていました。それが育児の開始によってさらに減りました。そして、その制約はしばらく続く見通しになっています。なので、私はこの課題に向き合わざるを得ません。

ちなみに、自由に使える時間がどれくらい減るか、は人により異なるようです。例えば、親と同居している人、近くに親が住んでいる人は、親戚の支援もあり、自由時間の減る量がそこまで多くないようではあります。ただ、地元を離れて夫婦で子供を育てている場合や、親が忙しい場合、親との関係が良くない場合は、大抵時間の制約が厳しくなるように思います。

限界を知ることのポジティブな効果

時間の制約が厳しくなったことにより、色んなことの限界が見えやすくなり、ある意味で自分の限界を知る機会となりました。

私はこれをネガティブな話じゃなくてポジティブな話と捉えています。時間の自由度が下がりましたが、自分の限界を理解し、受け入れることにより、日々の活動の整理や優先順位づけが進めやすくなりました。

私は、元々、自分の活動は無駄が多いと思っていました。育児の開始により、自分の生活が少しでも整理・効率化が進んでいくなら嬉しい限りです。

整理と効率化のためにモノを捨てる

自分の活動の整理・効率化が進めやすくなると、「整理を実際に実行したい」との気持ちになっていきました。整理を進めると、「モノをもっと捨てたい」との考えに到達しました。なぜなら、モノを捨てられれば、整理する必要がなくなるからです。 そうして、モノを捨てることについて考え始めました。

私はこれまで色んなものを捨てずにとっておく生活をしていました。「いつか使うかもしれない」「何かの役に立つかも」という気持ちで色んなものを保管していました。ただ、生活の効率化を進めていくためにはモノを減らした方がいいでしょう。

こうして私の中でモノを減らしたい機運が高まっていきました。

モノの減らすための本を見つける

その後、「どうやってモノを減らすか」について考えていました。私はこれまでモノを集めがちだったので、いきなりモノを減らそうとしても簡単に減らせません。何かいい考えはないだろうか、と考えていました。

そんな中、ある時に本屋をぶらつくことがありました。そこで断捨離コーナーの本を眺めた際に見つけたのが「書いて、捨てる」と言う本です。タイトルからこの本が自分に合いそうな気がしたので、買って拝見しました。

書くことで意思決定のハードルを下げる

今の所、この本に書いてあることは自分にハマりそうに感じている。本に書いてあることは、全体として次のような話だと捉えている。

  • 頭の中で捨てるかどうかを考えるのは、意思決定のコストが高い。まずは意思決定のハードルを下げよう
  • 意思決定のハードルを下げるために、対象を一覧にして、適切な観点で分離、ラベル付けをする。整理を進める。
  • 整理してたら意思決定しやすい状況になっている。そこで、自身の状況を考えて捨てる、処分するの計画を考えていく。

言われてみると当たり前だと感じた。締切が厳しくなったプロジェクトの中で「課題を一覧化して整理して、どんどん意思決定を進める」という活動を進めたことがある。あれと同じだと感じた。、

断捨離でもっとスピードアップしたい

まだ、モノを捨てる活動が始まったばかりではあるものの、物が減っていくと明らかに迷うことが減っていく。それによって日々の活動のスピードが上がる。モノを捨てると、スピードが上がるのは理解できてなかった。

モノを捨てる活動は「自分がやること・やらないこと」を整理していく活動でもあるように思う。断捨離を進めるほど、自分の活動や意思決定のスピードが上がるとわかると考えると、捨てる活動が楽しくなってくる。自分の意思決定のスピードに個人的に課題を感じていた。

この活動を進めていくと、意思決定のスピードが上がるぞーという気持ちを持って、断捨離していく所存になった話でした。

そういえば、このブログは備忘録とタイトルにつけてますが、書いて忘れるためのブログだったことを思い出した。もっと書いて忘れて行きたい。

育児と保活と働き方の変化についての近況報告

こんばんは。しばらくブログを更新していないので、簡単に近況報告します。

前回の記事は2022年7月でした。そこから9ヶ月?ほど経ちました。ここら辺で記事を書いておきます。

と思ったのですが、子育てっぽい話がメインになってしまった。

育休を終えて仕事に復帰した

一つの変化として、育休を終えて仕事に復帰しました。育休を終えたタイミングで、週5会社員から週3会社員+週2個人事業主、という形に変わって働いています。働き方を変えたのは育児に積極的に関わりながら自我を保つため、ですかね。

イレギュラーな動き方をしているので、日々、周囲の方々には大変お世話になっています。
今のところは変化した生活に適応していくために模索中ですが、週2が個人事業主だとその部分の調整に関する精神的な負担が少ないので良いですね。生活が安定してるわけではないので、まだまだ様子見。

保活に取り組んで保育園が決まった

子供を保育園に入園させるための活動、いわゆる保活にも取り組んでいました。そもそも、いつごろ、保活が始まるのか、保活とはなんなのか、とかそんなこともわかってない保活初心者でしたが、なんとか保育園に受かることができました。よかった。

保活が始まってから気づいたのですが、どうやら私が住んでいる地域は役所の人によると、保活激戦区だそうです。保活が始まるまで「住んでいる地域に保育園がたくさんあればたくさんあるほど良い」と思っていました。ですが、経験してみると多いとそれはそれで大変なことがあるな、と感じました。

私は地方出身ですし、実家の近所に保育園は一つしかなかったんですよね。なので、保育園の選択と言う概念がなくて「まあ、いちばん近いところでいいんじゃないの?」くらいに考えてました。でも全然違いました。近いところがたくさんある。徒歩1分2分しか違わない。そして、保育園によって保育の方針や設備が結構違う上に、保活激戦区なので第一希望を出しても落ちる可能性がある。全落ちするとアレなので、第6希望まで書けとかなんとか。とは言え適当に順序をつけるのは微妙。と言うわけで、親の責務としてちゃんと見て選ぼう、となるとなかなか大変でした。

と言うわけで、たくさん保育園の見学に行ってました。夫婦で手分けしながら8件ほど回ったような気がします。見学の予約を日中に電話でしないといけない&見学できる日の枠が1ヶ月以上先しか空いてないとか、そんなこんなでなかなか精神的な負荷がありました。ふぅ。

保活スケジュールの余談

ちなみにめちゃ余談ですが、4月入園の保育園の見学は、その前の年の9月で、入園申し込みは11月です。そして結果が出るのは2月。入園の申し込みは紙の書類です。「オンライン化はまだか〜〜」と思って調べてたら、以下のような経緯っぽい理解が得られました。(断片的な情報から得た想像も含まれているので話半分で聞いてください)

  1. 待機児童問題があって、保育園をどんどん増やしたり、保護者の働き方に点数をつけて、保育園入園を採点した。そのために就労証明書が必要。
  2. 点数の付け方の基準は各市町村に委ねられており、そのための独自の就労証明書フォーマットが各市町村で乱立した。
  3. 独自の就労証明書フォーマットを紙に印刷して郵送して申し込む。そして、市役所はそれを手作業で採点したり選別。
  4. 紙で郵送する申し込みは大変なので、オンライン化したい。ただ、各市町村で独自フォーマットになっているため、共通のシステムを作れない。独自にシステム化するのは辛すぎる問題が発生。(ここは想像)
  5. まず、紙運用のまま、標準フォーマットを作る。そして、それで運用してみる。そこで出てきた知見を活かして、デジタル化を進める。 # イマココ

デジタル庁、頑張ってほしい。

その他の活動

長くなってきたので、育児と仕事復帰以外の話は、とりあえず省略します。
話したいけど、話すと長くなる。個人的に興味のあることはたくさんあるし、試行錯誤していたり模索もしています。
気が向いたらまた書きます。

ブログ更新の余談

「ブログを更新したいなあ」と思いつつ、「話がまとまらないし、なかなか書けないなあ」と思ってました。
そんな時に、こんなツイートを見ました。

おーーー、素晴らしい。いい感じっぽい。と思ったので、とりあえずShodoのトライアルを申し込んでこの記事を書いてみました。

とりあえず、雑に全然違う文章を書いてくれるだけでも、何を説明すればいいか分かりやすいので、捗る〜〜

育児が始まって感じたこと。社会支援など

先日、近況報告の記事を書いた。思っていた以上に同年代からレスポンスがあった印象を受けた。 忙しくて連絡を取ったり話ができていないけど、みんな育児トークに興味あるんだなー、などと思った。 出産・育児関係の話で、思うことはいろいろあるので、気が向いた話を書いておこうと思う。

そういえば、育児休業をとって育児をしている男性視点での情報はまだまだWeb上に足りていないような気もするのでちょうど良い気はする。

育児休業をとって感じていること

社会との距離が縮まった気がする

日中に会社員として活動していないので当然ではあるのだけど、それだけじゃなくて周囲の目が変わったように感じる。漠然と友好的な人が増えた。

育児休業を取る前は、リモートワークが中心だったしコロナ禍でもあったので外に行くことは少なかった。また、お昼休みに外に出たとしても、平日の昼間から一人でユニクロの半袖短パンで歩いてる30代の男に対する視線はなんとなく友好的ではなかったと思う。むしろ警戒されている雰囲気を感じていたし、それに対しては「まあしょうがないよね」という気持ちもあった。ユニクロは安い。

対して、今は外出する際に赤ちゃんを抱っこしていたりベビーカーを押していることが多い。また、オムツなど赤ちゃん用品を買い出しに行って持ち帰ってることもある。 そうすると、マンションで知らない人から挨拶されるようになったり、エレベーターに乗る時もなんとなく友好的な反応が見えるようになった。

スーパーやショッピングモールのエレベーターに子供と一緒に乗っていると、高い確率でお婆ちゃんに応援される。「赤ちゃんかわいいね。何歳ですか?」「育児頑張ってね」などといった具合だ。知らない人に応援される経験はなかなかない。

妊娠中の妻と一緒にコロナ禍でリモートワーク中心で働いていると、基本的に外出や外のイベント参加は控えていた。また、オンラインのイベント参加しても基本的に話す機会は少ないので「俺、いる意味あるか?」と思ったり、仕事でもタスクを粛々と消化するマシーンっぽくなっていて、人間的な活動が少なく社会との距離が広がっているのを感じていた。これは良くないと思いつつ、なかなか解決策が見つかってなかった。

それが育児を通して、社会との距離が少し縮まったような気がした。

思ってたより、育児支援があると感じた

インターネット上、というかTwitterを見ていると「日本は育児支援が基本的にない」という印象を受けていた。なんというか基本的に文句ばかりが流れてくるので、「日本は子育て層に厳しい」という印象を強く受けていて、「公共の支援は期待できないのだろう」などと思っていた。なので、「子供を育てるには金銭的な自由度に制限がかかることへの覚悟が必要」などと思っていた。

実際に自分に子供が生まれてみると、「思っていたより育児支援があるな」と感じた。

例えば、2021年3月から東京都で「赤ちゃんファースト事業」というのが始まっているが、これは、新生児1人当たり10万円相当の希望する育児用品や子育て支援サービス等を提供するという東京都の事業。

www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp

あとは、乳幼児医療費助成制度(マル乳)というもの。新生児は、親の健康保険に入るが100%保険適用ではなくて自己負担が発生する。この自己負担分を行政が負担する、という制度がこれ。

www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp

あとは、児童手当や育児休業給付金もあるし、出産一時金とかもある。使ってないけど(そもそも育児休業をとってたら使えるのか?)、内閣府ベビーシッター割引券というのもある様子。書くの忘れただけで他にもあるかもしれない。

終わり

そもそもの話を思い出すと、もともと僕は地域や行政の支援・応援がなくても子供を育てられる状況を意識・覚悟してた。「子供は生まれたけど、支援がないので、育てられません」などとは絶対に言いたくなかったので、「行政や地域の支援がない前提で何が必要か」と考えていた。そのスタートラインだった僕からすると、「いろんな支援があってありがたいなあ」という気持ちになっている。

とは言え、育児は始まったばかりなので、これから色々辛い話が出てくるのかもしれないし、「これからお金かかるぞ」的なコメントが自分のところに集まってくるので、ざわざわとしているけど、少なくとも育児の滑り出しは思っていたより好印象ではある。

最近どうですか→育児してます、の話

ご無沙汰しております。 基本的に私のブログに辿り着く人は、私のことをなんとなく知ってる人だと思いますので、今回は久しぶりに会った人に聞かれそうなことを書いておきます。

最近どうですか

5月のGWの後から有休も使いつつ育児休業をとっています。 なので、会社員活動はお休みしていて、育児に励んでいます。(そういえば、東京都で育児休業の愛称を育業にするニュースがありましたね)

今のところ、半年の育児休業を取る予定で考えていて、5月の半年後は11月です。

育児はどうですか

子供に対する見え方が変わった

とりあえず、子供はすごく可愛いですね。元々、「子供が好き」というタイプではなくて道で小さい子供にあっても「小さい人がいる」くらいにしか思ってなかったり、なんなら「子供が泣いてるとうるさいので、子供がいたら場所を変えたい」と思っていました。ただ、自分に子供が産まれると全然見え方が違ってきますね。

今や、見知らぬ子供が立っているだけで、「お、君はもう立てるのか!すごいね!」とかと思うようになったり、泣いている子供がいても「おー、助けを求める能力が高い!がんばれ!」とか思うようになったりしました。子供が泣いていても別に嫌な気持ちにならないし、なんなら「大丈夫か?」と別の意味で気になるようになりました。

育児はすごく疲れる

はい。あと、育児はなかなか疲れるなあ、と思います。 何が疲れるかというと、まあ色々疲れるんですが、とりあえず新生児(生後0ヶ月から1ヶ月)ごろは、睡眠がきちんと取れないのが一番辛かった。

新生児期の赤ちゃんの基本の生活ループは「起きる→すぐに泣き始める→授乳(食事)→満腹になったら、排泄(うんちとおしっこ)→色々疲れたら寝る」という感じですが、これが2~3時間周期でくる。

夜も朝も関係がないので、夫婦二人で24時間を交代で寝るわけです。ただ、赤ちゃんの声がデカい&通る音すぎてなかなか眠れなかったり、泣く時も「誰かに気づいてもらうまで泣く」ではなくて「不快が解消されるまで泣く」という状態ですし、まあ大変。

あと、育児対応がいつ始まるのか分からないので、落ち着いてコーヒーでも淹れようとコーヒーを淹れ始めても冷めてしまうことが多々ある。食事も全部同じで、食事を食べようとしたら冷めることはよくある。寝た様子だったのでPCでも開くか、と思ってもPCを開いて何をするか考えていたら、泣き始めることがある。うぐぐ。

それに赤ちゃんって寝たかどうかがすごくわかりにくくて、寝たと思ったら静かに目を開けてこちらを見ているケースがある。寝たと思って離れると気付かれて大泣きするケースがあったり。それに、抱っこしてる状態じゃないと寝ないとか普通にあるし、置いたら泣き出すとかある。まあ大変。

2~3時間周期で本番障害が起きるシステムを、暫定対応で凌ぎながら、二人で24時間体制で保守しているような状況になり、めっちゃ辛い。

対策的な話

とりあえず今の所の予防や対策的な話を書いておきます。

  • 家事はできるだけ、機械に任せる状況にする。ルンバを買う、家の中をルンバが走れる状態にする、洗濯乾燥機で洗濯物は乾燥まで一気通貫にする。SwitchBot買う、カーテンの開け閉めなどは自動で行う。
  • 情報共有はアプリをガンガン利用する。家族や親族に写真を共有するのは、「みてね」を使う。夫婦での育児情報は、「ピヨログ」というアプリに入れる。ピヨログへの記録は、Alexaと連携させて、音声で登録できるようにする。
  • 赤ちゃんと寝る部屋は分ける。赤ちゃんが「ううう」と言っていたり「むにゅむにゅ...」と言っているだけで気になって寝付けなかったりするので、赤ちゃんと部屋を分けて睡眠時間をきちんと取れるようにする。
  • できるだけ、PCを使わずスマホで進める方向にする。タスク整理や書き物は、PCではなくてスマホで進める。と、いうのも赤ちゃん対応で、片手が塞がっているケースが多かったり、赤ちゃんが膝の上にいることが多いので、PCは使うのが厳しい。

終わり

うっ、赤ちゃんが起きて泣き始めた。 対応に戻るので、今回はここまで。 ではでは。

Linuxエンジニア養成読本のファイルシステム周り改めて読んだ備忘録

Linuxエンジニア養成読本という本を改めて眺めました。 今更ですが、ファイルシステム周りでジャーナリングという概念を理解しておらず、印象的に感じました。 ここでは、本を読んだ備忘録をまとめます。

  • 本と自分
    • この記事の目的
    • 学習のモチベーション
    • 今回、メインで読んで印象残った部分
  • ファイルシステムについての備忘録
    • 大学で学んだ話と重複がある
    • ジャーナリング機能という概念
    • ファイルシステムとデータベースの間
  • まとめ
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未来の自分に向けた「レガシーコードからの脱却」の備忘録

ここでは、未来の自分に向けた「レガシーコードからの脱却」という本の備忘録を書きます。

この記事で言いたいことを一言で言うと「この本をもう一度読み、情報をきちんと消化せよ」です。

この記事の目的

この記事の目的は、自分が知っている情報を消化することです。主な対象読者は未来の自分であって、緊張感を高めるために記事を公開しています。

「レガシーコードからの脱却」は、学びが多すぎる本の一つです。この本はたくさんの気づきや印象的な情報をくれます。 この本に書いてあることは、5年前の自分が喉から手が出るほど欲しかった情報で、さらに今の自分が周囲の人に伝えたい情報でもあります。 この本に書いてあることには、同意できることが多く、「そうそう!そうなんだよ!」と思うことが多々あります。しかし、同時にそれをうまく説明することは難しい状況です。

先の記事にも書いたように、自分が知っているけど、消化できていない情報をうまく消化したい状況です。 この本には、うまく消化できていない情報がたくさんあります。 情報を消化していくために、備忘録を書きます。

この本についての記事は一つではなく複数にわたります。印象的な内容や情報を一つの記事にまとめるのが難しいからです。ここでは分量を考慮して一つ目の記事を書きます。

この本の記事を書く理由

この本は自分にとって、とても面白い本です。 私は本を読むときに面白いと感じた行に付箋を貼っていきます。後で「なぜ面白いと感じたのか」を考え整理したいからです。この本には数え切れないほどの付箋が貼られています。

今の自分ではこの本を面白い本としか説明できません。 この本に書かれていることを、今の私がうまく説明するのは難しく、それぞれの主張を口頭で説明する自信はありません。合わせて、この本の主張をそのまま受け入れるつもりはなく自分の中で消化した上で話したいとも思っていますが、そのレベルに至れていません。

改めてですが、私は、この本に書かれていることをきちんと理解し、整理して説明できるようになりたいと考えています。 また、未来の自分に向けたメッセージとして、この本は何度も読み返してきちんと理解すべき本です。 もし、きちんと理解できていないと思うなら、未来の自分はもう一度この本を読んでほしい。

この本はどのような本か

前置きが長くなりましたが、この本には面白いアイデアや表現がたくさん書かれています。

この本の冒頭にこの本の目的は「より良いソフトウェアを作ることだけが目的ではなく、より良いソフトウェア業界を作ることが目的」との話が書いてあります。この目的に沿って、ソフトウェア開発の非常に広い範囲の情報を扱っています。

歴史を紐解くこともすれば、新しいソフトウェアプラクティスにも触れます。その流れや繋がりにも触れていきます。 ソフトウェア開発についてある程度の理解が求められる本で駆け出しエンジニアが読んで理解できる本ではありません。 また、経験あるエンジニアだとしても、技術だけに興味がある人には、刺さらない本です。

実際のソフトウェア開発で見られる問題に触れる

この本は、実際のソフトウェア開発で見られる問題に触れています。

  • ソフトウェア開発者のマネージャーが開発プラクティスにどう投資したら良いかという問題
  • 考えうる全ての選択肢を判断して下流での「ごく僅かな問題」を避けようとする「Big Design Up Front(BDUF)」の問題
  • 経験豊富で優秀な開発者がリードしていても、工程が省かれたり、抜け道が使われたり、サブシステムや一人チームが出来上がってしまう問題

上記の問題について、興味があれば、本を読んでください。今の自分だけでなく未来の自分も興味があるはずです。

この本で、私が面白いと思ったポイント

この本には、私が面白いと感じる要素がいくつかあり、以下が抜粋です。

  • この本は、ハードウェアとソフトウェアを区別して話している。
  • この本は、ソフトウェア考古学という分野に触れています
  • この本で、過去のソフトウェア開発プロジェクトについての調査や分析をベースに指摘しており、過去にも敬意がある。
  • この本は、現代のソフトウェア開発の経験をベースに書かれており、盲目的に新しいプラクティスをお勧めするものではない。

まとめ

「レガシーコードからの脱却」と言う本の備忘録を書きました。本当は、この本から学んだことを整理したかったのですが、学びが多すぎて一つの記事に整理するには無理でした。

そのため、ここでは、「この本はたくさんの学びがある」と言うことと、「その学びは改めて整理する価値がある」と言うことを未来の自分に伝える記事を書きました。

この記事は公開状態にしていますので、未来の自分だけでなく、通りすがりの人の刺激になれば幸いです。

ではでは。