最近、「両利きの経営」という本を読んでいる。この本は、既存の活動を深めつつ新しいことにチャレンジしていきたい人は全員に価値がある。この本はもう少し早く知りたかった、と思うような本なので、ここで紹介しておく
両利きの経営
本としては、この本である。
技術経営文脈での組織論とか経営論とかの話。
何がいいか
Amazonのページの説明にほぼ書いてある。 多分、刺さる人はAmazonのページとか、本のタイトルを見てピンとくる気がする。なので、Amazonのページを見れば良い。
私は、ある学びの場でこの本のタイトルが見えて「めちゃ気になる本がある」と思って検索して入手した。
というだけでは少し味気ないので
実際のところ、この本が刺さる人には、本の存在を知らせるだけで十分な気もするのだが、ブログであるし、これだけでは少し味気ないので少しだけ話をする。
この本の言う「両利きの経営」とは、以下の二つを同時に進めることにある。
- 既存事業の品質や精度を組織的に高めていく活動(深化と呼ばれる)
- 新規事業の立ち上げや試行錯誤を進めていく活動(探索と呼ばれる)
これを一つの組織の中で同時に進めようとするといろんな難しい話が出くる。この本の中ではそれがなぜ難しいのか、を説明する。この話は「イノベーションのジレンマ」の話に通じる。
この本は難しい理由を説明するだけでなく、そこから先に進んで、それを乗り越えた企業の文化や規律、組織のアーキテクチャについて説明している。それがすごく面白いと感じた。
私は別に組織を動かしているわけではないが
私はただの個人事業主なので、結局のところ全部自分でやる人なのだが、それでも自分の中にルールや規律が存在する。と言うか、自分の中にルールや規律が存在しなければ、個人事業主になってはいけない気がしている。さらに言えば、私の場合は、個人事業主として活動しながら、「自分にとって本当に重要な働き方のルールや規律はなんだろうか」と言う部分を考えて試行錯誤してるのが現在でもある。
自分の中でルールを作ってみて、それを元に活動してみて、変だったら変えてみたり捨ててみるなどしてる。会社員をしていたり組織で働いている限りは、組織のルールや価値観、文化に沿って活動するべきだと思っているし、それに従わないのはおかしいと思っている。郷に入れば剛に従え、でもある。そんな自分も個人事業主になったので、自分なりのルールや価値観を改めて整理整頓している。
その整理整頓を進める中で「なんか足りない気がする」と言う状況があったのだが、その足りない部分への明確な指摘と何がなぜ必要なのかの話がこの本の中にあったと感じた。
そんな風に私の場合は、かなり知りたかった情報が載っていたので、もし通りすがりの人の参考になれば、と思い今回は書籍の紹介になりました。