matobaの備忘録

和歌山と東京を往復しつつ活動するエンジニアの記録

私を形成する何かと本について思うこと

私を形成する何かと本について思うことを書きます。

最近、大学院の研究活動に関連して、自分がやりたいことや自分を取り巻く環境などなどを分析したり、整理しています。その中で、過去の自分の記録を読んでいます。

その中で、物理的な本が私にとって意味を持っていたことに気づきました。

忙しい生活の中で

私は日々の記録や思考の流れをメモにとっています。そこには日付があります。 昔(と言っても3年以上前でしょうか)は、紙のノートに書いてましたが、今はデジタルのノートに書いています。デジタルのノートに書くと、検索できます。今回はあるキーワードで出てきた記録を見てます。

私は最近、あるトピックに関わっていますが、それは3年前にはほとんどと言っていいほど関わりがないトピックでした。当時、私の周りにいた人は、家族ですら私がそのトピックに関わっていくとは予想していなかったのではないかと思います。私は当時も忙しかったですし、ぼんやりと気になるトピックであることは認識していたものの、具体的に時間を確保して行動を起こすのはハードルが高い印象でした。

最初はメモを取るところから

私が最初にやったのは、メモを取るところからです。「〜〜について、気になる」「〜〜〜は、こうなったらどうなるんだろうか?」などと言うメモを書いていました。

メモをとっているとそのメモを見て何かを思い出すことがあります。 と言うか私の場合、一度自分が書いたメモは時間をあけて見直すようにしているので、メモを取ると言うことは時間を空けて自分が見ることになります。この流れがあるので、一回メモを取るとそれを忘れていいと言う気持ちになります。

しばらく時間が経つと、メモを見るタイミングがやってきます。

メモを見て自問自答する

そして、メモを見て、そのトピックについて思い出します。そのあとは、「なぜ、これを考えたんだっけ?」「これを放置すると何が起きるんだっけ?」「その状況になった時、どう言う可能性があるんだろう?」などの問いを自分に問います。そして、その回答メモを数行でもいいので書き留めます。

これはノートパソコンの中に書き留めていきました。そしてそれを1H5Wあたりで具体的に書いていきます。そうすると状況が少しずつわかってきます。特に「自分が何を知っていて何を知らないのか」がわかってきます。自分が知らないことがわかると、次にやるべきことが見えてきます。

とりあえず本を買う

私は、自分がなんとなく関心のあるトピックについて、知らないことを知るとその知識を獲得しようとします。その方法はいろんな方法がありますが、忙しい中でこの文脈において私がよくやるのは、「本を買う」と言うことです。インターネットで検索することもありますが、それよりも本を買う方がやってる気がします。

インターネットで検索をすることもありますが、それはどちらかと言うと目先の問題を解決したいときに実施します。インターネットで見つかる記事は良くも悪くも単発ですので、問いに対して答えが書いてある、意見が書いてある、と言う方向になりがちです。

一方で、本には「問いに対して、そもそも、その問いがなぜ出てくるのか?どこからきたのか?他も含めた中でどう言う位置づけになるのか?」と言う話が語られることが多々あります。そう言う文章を読みながら、自分が直面しているモヤモヤの理解を進められます。

本は電子版ではなく物理本を買う

私の場合、上記のような目的では本は電子版ではなくインターネットで物理本を買います。忙しい中でモヤモヤを隙間時間に考える場合、やりたいのは次のようなことです。

  • 日やタイミングを空けて同じようなトピックをもう一度考えたい
  • 何らかの方法で自分の目に入るようにしたい
  • 短時間で全体像を把握できるようにしたい。
  • 休憩時間や隙間時間など気が向いた時に取り組めるようにしたい

これを満たす媒体が私の場合は、物理的な本になります。インターネットで注文すると数日後に届くので、届いたタイミングでもう一度考えることになります。すぐに時間が取れなくても本棚に置いておけば、そのうち目に入ります。この本は何だっけ?と必ずなります。

物理本は、すでに文字が印刷されてるので電子本のように起動待ちやページめくりアニメーションがありません。物理本はキャッシュみたいなものだと思ってます。また、紙のまとまりなので、全体像がわかりやすいと思ってますし、紙なので目に優しいですね。

そうして、集まった知識

そうこうしている中で自分の関心がある知識が断片的に集まってきます。それを私は今回の大学院活動を通して、構造化したり体系化しています。その活動の中で「あ、私はこんなに前からこのトピックについて考えて、少しずつアクションをとってきたんだなあ」と言うことに気づきました。

忙しくてもできることはあって、自分がそれを進めてきていたんだなあ、と言うことを実感しました。

はい。

こんな話をしているとこの本を思い出します。

以上です。