今日は最近読んでいるザ・ゴールという本の話をします。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: ペーパーバック
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この本は、全米で250万部売れたビジネス小説らしく、TOCという理論を説明しています 。
と言っても、私もTOCの事はこの本で知った程度で、詳しくはありません。勉強中です。
そもそも本の内容に入る前に書きたいのですが、、、、
世界で250万部は半端じゃない!
250万部ってどれくらい?ってのをイメージするために日本でベストセラーになってる本のランキングを探しました。
もしドラが270万部くらいで、ノルウェイの森が242万部くらいです。
しかもこれは日本以外の国では1986年頃に発売されたのに、日本では2001年まで発売が認められなかったそうです。
これって、日本がバブル真っ盛りで不況に突入したけど、日本にこの本は見せない。って話だった。ってことですかね。
なんてこった。
まあ、こんな感じですごい本なわけです。
この本を今読んでいるのですが、ここからガシガシとネタバレしつつ、本を読んで僕が考えていたことを書きます。
本をゼロから読みたい人はUターン願います。
この本で書かれている話は、潰れそうな工場をどうやって立て直していくか、という話です。
工場が潰れそうだと聞いて、僕はお金に関する事を改善するのかな?と思いました。ただ、最初はその他のことを改善していたりします。
工場が潰れそうになると、経営者の立場からすると焦りすぎて、二進も三進もいかないようになるのだろう。と思いました。
そして、途中からお金の流れをどう改善するか、という話になっていきます。
利益率とか売上、キャッシュフローの話になっていきます。ただ、TOCでは、利益率や売上、キャッシュフローを最適化せずに、以下の3つの数字を見ます。
- スループット
- 在庫
- 業務費用
この3つの定義が少し一般のイメージと違います。
スループットというのは、販売を通じてお金を作り出す割合
在庫は、販売しようとしたものを購入するために費やした全てのお金
業務費用は、在庫を販売するために費やすお金
です。
売上や利益率、キャッシュフローは、お金がどれくらい上手く回っているかを測る指標です。それと比較して、この3つは、モノがどれくらい上手く回っているかを測る指標です。
個人的には、これだけでも面白いなあと思います。ザゴールで取り上げられているTOCは、工場の生産をコントロールする理論ですが、この考え方は、工場だけでなく、他のものにも適応できるのでは?と僕は思っています。
一般的に経営の健康状態を測る指標として、
- 売上
- 利益率
- キャッシュフロー
の3つがあると思います。
これは僕の理解によると、
- どれくらいのお金が入ってきているのか
- それを稼ぐためにどれくらいお金を使ったのか
- どれくらいのお金が手元にあるのか
の3つを把握するための指標です。
それに対して、TOCであがる3つの指標は、
- お金に換算するとどれくらいのモノが出ていったのか
- モノを売るためにどれくらいお金を使ったのか
- お金に換算するとどれくらいのモノが手元にあるのか
の3つを測る指標になってます。
なるほど。
ですので、私としてはTOCは、従来の経営指標をモノを軸にして測った理論ではないかと思います。
TOC自体は1980年代後半に流行った本なので、大量生産の時代に有用な考え方だったと思います。とは今は少し時代が変わっているのでこの考え方自体も、今の時代にあったものに変えないといけないはずです。
僕は今の時代なら、知識か行動のどちらかを軸にして考えるといいんじゃなかろうかと思っています。
みなさんはどう思いますか?
とりあえず、今回はここまでにして、本を読み進めたいと思います。